秘密の森シーズン1〜深い闇の向こうに〜は、チョ・スンウとぺ・ドゥナのコンビで大人気となった作品です。ここではシーズン1のあらすじ(ネタバレ含む)を紹介します。

秘密の森〜深い闇の向こうに〜基本情報
タイトル | 秘密の森〜深い闇の向こうに〜 (비밀의 숲) |
制作 | Studio Dragon |
放送局 | tvN(公式HP) |
放送時期 | 2017.06.10 ~ 2017.07.30 |
放送回数 | 16回 |
演出 | アン・ギルホ(青春の記録) |
脚本 | イ・スヨン(秘密の森2) |
秘密の森〜深い闇の向こうに〜相関図

秘密の森〜深い闇の向こうに〜あらすじ紹介
秘密の森のあらすじをサクッと紹介します!!(伏線全ては拾ってません、大まかなあらすじになります!)
主人公である、検事ファン・シモクがサンファン建設の社長であるパク・ムソンを探しているところから、ドラマはスタートします。母親宅に身を隠していたパク社長は、殺害された状態でシモクに発見されます。

ファン・シモク
検事/頭脳明晰/子供の頃脳の手術をして、感情表現が苦手

✖︎パク・ムソン
サンファ建設の社長/母親宅で首を刺されて死亡
シモクはすぐさま捜査を開始。持ち前の洞察力と推理力で、すぐに容疑者、カン・ジンソプを逮捕します。

ジンソプは家財を盗んで換金していて、その罪は認めたものの、部屋に入ったら既に死んでいたと殺害は否認。

カン・ジンソプ 容疑者
ケーブルテレビの修理業者/前科あり
公判は上からの指示で、シモクの後輩検事、ヨン・ウジンが担当することになります。シモクはカン・ジンソプを有罪に持ち込める証拠を手に入手し、ウジンに渡します。それは、パク社長宅の前に止めてあった車の車載カメラの映像。ジンソプが訪ねた際に、窓越しに人影が写っています。それはパク社長で、つまりジンソプが訪ねた時はまだ生きていたという証拠となって、ジンソプは有罪(懲役22年)に!

ヨン・ウジン
検察官/シモクの後輩
その頃、ヨンサン署のハン・ヨジン刑事は、パク・ムソン現場近くの塀で血痕を見つけ、DNA鑑定へ。後日、DNAの結果は「犬」の血痕だったと伝えた、キム刑事を怪しく思ったヨジンは、直接、科捜研を訪ねて確認をすると、その血痕は「パク社長」のものだと判明。

ハン・ヨジン
警察官/ヨンサン署の刑事。

キム・スチャン
警察官/ヨンサン署の刑事。
カン・ジンソプは、シモクに嘆願書を送ります。自分は殺害をしていないのに、証拠を捏造されたという内容でした。その後、ジンソプは刑務所で自殺。証拠捏造の疑惑がかかった検察。TVで大々的に取り上げられて、公判検事だったウジンは窮地に立たされます。
シモクは自らTV番組に出演し、ジンソプを最初に捕まえたのは自分であること、この2ヶ月で真犯人を捕まえると宣言し、ウジンへの非難が収まります。
シモクは、以前から検察の横領事件を一人追っていました。
シモクは先輩検事である、ソ・ドンジェからパク社長を紹介され、クレジットカードを渡されたことがあります。(つまり、賄賂)
それをきっぱり断ったシモクでしたが、パク社長は会社を倒産から守るために、検察次長であるイ・チャンジュンやドンジェに賄賂を渡していたのです!!!
シモクはパク社長が殺害された事件に、ドンジェ、チェンジュンが関係してると確信。そして、チェンジュンの義父であり、ハンジョグループ会長である、イ・ユンボムも事件に関係しているのではと推理。

ソ・ドンジェ
検事、シモクの先輩

イ・チャンジュン
検察次長、シモクの上司

イ・ユンボム
ハンジョグループ会長で、チャンジュンの義父。
そこに、第二の事件が起こります。
殺人未遂で発見された、キム・ガヨンはパクによってチェンジャンの元に派遣されてたホステスでした。スキャンダルを恐れたチェンジャンはドンジェを使ってガヨンの行方を探しているところだったのですが・・・いったい誰がガヨンを襲ったのか?
そして、調べを進めると、ガヨンはパク社長の息子であるパク・ギョンワンと高校時代の先輩後輩で、パク社長からガヨンに毎月送金していることがわかりました。

キム・ガヨン
第2の被害者。未成年の頃から年齢を偽ってホステスとして働いてた。パク社長の息子と先輩・後輩の関係。パクはガヨンに毎月送金していた。

パク・ギョンワン
パク社長の息子で、ガヨンの高校時代の先輩。
ガヨンを探すドンジェを怪しいと思ったシモクとヨジン達は、こっそりドンジェを追うことに。
こっそりドンジェをつけていたヨジンの同僚、チャン刑事はドンジェがガヨンの携帯電話を川に投げるところを目撃!

ヨジン達と合流し、川の中を探し、携帯電話を発見!!科捜研へ。


チャン・ゴン
刑事、ヨジンの同僚。
一方、パク社長の息子であるギョンワンは、パク社長とガヨンを殺害した容疑で逮捕されます。
証拠不十分なため、何としても自白を撮りたい警察とドンジェ。

でも、ギョンワンは否認し続けます。
シモクはドンジェが川に投げた携帯はダミーと判断。
本物を隠し持っていたドンジェは、ギョンワンの自宅に隠そうと忍び込んだところに、シモクとヨジンが現れて、ドンジェにガヨン殺害の容疑がかかりますが、

「犯人は検事長(チャンジュン)だ!」というドンジェ。ですが根拠はなく・・・
ギョンワンを誤認逮捕したと認めたくない警察と、ドンジェの証拠捏造を隠したい検察は、ギョンワンを起訴猶予で2週間後に釈放すること、ドンジェを懲戒処分にすることに。
ドンジェを取り調べるシモク。パク会長もガヨンも殺してないというドンジェ。
ウジンはドンジェを呼び出し、チャンジュンを犯人に仕立て上げるつもりであること、ハンジョグループ、イ会長も道連れにするつもりだから手を組もうと言います。
ドンジェはそんなことしたら殺されるぞ、俺には家族がいるから無理だと断ります。
じゃあ、連続殺人犯になって、私と先輩(シモク)が証言しますからとウジン。
するとドンジェはウジンの首を絞めます!!

倒れるウジン。(あ、あれ?死んじゃった?)咳き込んで意識が戻ります。
本当に殺してないというドンジェ。
ウジンは乱れたまま、シモクを訪ねて、
ドンジェは犯人じゃない、犯人だったら私を殺しているはずだと言います。
ウジンの父親は元検事で、過去に横領の罪で起訴されていましたが、実は無実なのチャンジュンとハンジョグループのイ会長にはめられたこと、復讐しようと考えていたのです。
そんなとき、ソンムン日報が西部検察のある検事がパク社長から賄賂を受け取っていたと報道します。そして、ギョンワンの取り調べ時の暴行についても報道されます。
チャンジュンは本庁は汚職に関する捜査を徹底的に行うと発表。その特任検事にシモクを任命。そして、チャンジュンは責任を取って辞職します。

早速捜査チームを編成するシモク。メンバーは・・・
ファン・シモク(西部地検の検事)
ユン・セウォン課長(西部地検事件課の課長)
キム・ジョンボン(シモクの同級生、法律事務所の事務長)
キム捜査官(シモク付きの捜査官、シモクに支えて2年目)
チェ・ヨン実務官(シモク付きの実務官)
チャン刑事(龍山署強力班の刑事)
ハン・ヨジン刑事(龍山署強力班の刑事)
ユン・セウォン課長 キム・ジョンボン(シモクの同級生) キム捜査官 チャン刑事 ハン刑事 チェ事務官
特任チームで捜査を進める中、キム・ガヨンが目を覚まします。
ガヨンを襲った人間からガヨンの命を守るためこっそり病院を転院させるヨジンたち。
そして、シモクは会見を開き、パク社長によって送られたホステス(キムガヨン)が密会していた相手は、ヨンサン署の署長だったと公表します。(ホテルで話をする動画があること、カードの使用記録などから特定)

キム・ウギョン
ヨンサン署の署長 /イ検事長の友人
一方、検察を退職したチャンジュンは、政府の首席秘書官に任命され、ドンジェは事務員に。目的はハンジョグループが優位に活動できるよう調整すること、ハンジョグループ、イ会長の力が働いていました。早速イ会長たちは日本の企業を経由してウクライナから武器を購入しようとします。
手配中だったキム署長は、口封じのために、ガヨンを病室から連れ去り屋上に。
しかしガヨン偽物で、本物のガヨンがユン課長たちが連れてきます。
ガヨンは、会っていたのは署長だと証言、その場で逮捕されます。
そして、ガヨンは0、7、(ぜろ、なな)と呟きます。何かを思い出した様子。

特任チームは、ハンジョグループによる武器取引をソンムン日報にリークし、武器取引を止めますが、検事総長から特命チームの解体を命じられ、シモクは刑事部長に昇級、空席になっていた検事長のポストに、カン・ウォンチョルが就任します。

カン・ウォンチョル
西部地検の検事、チェンジャンが辞任してから空席だった検事長のポストに任命される
そんな中、何者かがシモクの部屋に侵入し、シモクのスーツを八つ裂きに!!

まるで、シモクへの警告のようです。ちょうど書類を届けるためにシモクの家に来ていたウジンがシモクの部屋から出てくる男の姿を見てしまい・・・
事件は解決したと思いきや、ガヨンとガヨンの母が行方不明に。ガヨンを探すシモク達。
ガヨンの部屋を訪ねたユン課長は、ガヨンの部屋から女性の変死体を発見します。
それは、ウジンでした。

駆けつけると、ウジンの側には血だらけのユン課長が座っています。
平然として捜査を続けるシモクでしたが、流石にショックだったようで倒れてしまいます。

3人目の被害者
✖︎ヨン・ウジン /キム・ガヨンの自宅で刺殺
シモクがウジンの部屋を調べていると、0、7、と書いた後が残っているノートを発見。
それは、ユン課長の背中に刻まれたタトゥーでした。ヨジンの家で飲み会をした時、ウンスは、ユン課長に間違ってジュースをかけてしまい、その時、濡れたシャツの下から「D、T、」という文字を見てしまったのです。つまり、ガヨンを襲ったのはユン課長だとわかったシモク。その後、ユン課長は空港で逮捕されます。


ユン課長は、パク社長殺しとキム・ガヨン殺害未遂は認めますが、ウンスの殺害は否認。
動機は息子をバス事故で亡くしており、そのバス会社とイ検事長を繋いでいたブローカーであるパクに対する復讐と、複数の高官と関係を持ち、弱みを握っていたガヨンを見せしめのため怪我を負わせたのでした。
ガヨンは記憶が戻ると自分から高官の名前を言うはずだというユン課長。そのために生かしておいたと。
イ検事長への復讐は、法廷に引きづり出し全ての罪を暴くことだと言います。
シモクはユン課長逮捕前の空港の監視カメラを見ています。人を探しているようでした。共犯者と落ち合うはずだったと考えたシモクは、共犯者はウジンを殺した人、かつシモクの部屋に侵入し、ウジンに顔を見られたと思っている人が犯人だと推理。
シモクはドンジェに連絡をし、シモクの家に侵入した男の写真を見てもらい、ハンジョグループの関係者、かつ最近顔を出してない人はいないか?と聞きます。
ドンジェは、イ会長の秘書だと気がつきます。すぐに秘書の出国記録を調べると、前日に台湾に出国していました!
秘書はウジンに顔を見られたため殺したとイ会長に報告すると、海外に逃げるよう指示していました。
シモクはチャンジュンに電話をし、会う約束をします。

チャンジュンは、自分がユン課長と共謀し、パク社長とキム・ガヨンを殺したと言い残し、飛び降り自殺します。
残されたバッグの中には、パク社長と関わった人たちとの記録や、ハンジョグループの不正に関わった人たちの証拠が入っていました。そして遺書も。
遺書には、不正に関わったきっかけについても書かれています。
イ会長は購入した株式を子供達に譲渡し脱税をしていたことを、ウンスの父が突き止め、妻が逮捕を免れるために不正を見逃し、どんどんエスカレートして行った。でも、誰かが止めなければいけないと、あらゆる不正に関わりながら、証拠を集めていたのでした。
西部地検総出で捜査に当たり、イ会長も逮捕しますが、シモクは南海へ異動になります。
ドンジェはシモクと入れ替わりで、西部地検に戻ります。検事長とシモクはドンジェの様子を見ようと話しています。
ヨジンはなぜ全てが終わっていないのに、なぜ異動になるのか尋ねると、イ会長含め逮捕された権力者は、きっと何らかの理由をつけて釈放される。その時のために力を蓄えておくんだというシモク。
ヨジンはシモクが微笑んでいる絵を餞別としてプレゼントします。
ハンジョグループは、イ会長の娘でチャンジュンの妻だったイ・ヨンジェが実権を握ります。

イ・ヨンジェ
ハンジェグループ、イ会長の娘、イ・チャンジュンの妻
南海地検で働くシモクの元に、検事長から電話がきます。キム総理を越権行為で捜査することになり、国会でシモクが選ばれたから、ソウルに戻ってこいという内容でした。分かりましたと返事をするシモク。
特任チームのメンバーの写真を見て、気を引き締めた様子。その後、ヨジンからもらった絵を見て、微笑むシモク・・・(終わり)

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